所属税額の算出で注意!

個人事業主になると自分で収入に応じて適切な所得税額を算出しなければなりません。
日本では累進課税制度を採用しているため、収入が大きくなると税率も高くなることはよく知られています。
会計処理をするときにも所得税の税率を確認して適用するのが基本ですが、その際に税制を正しく理解できていなくて余計に税金を納めてしまう人も少なくありません。

累進課税には、単純累進税率方式と超過累進税率方式がありますが、日本で採用されているのは超過累進税率方式です。
収入が増えると税率が高くなる仕組みになっていて、例えば900万円を超えると税率が33%になるのに対して695万円を超えて900万円以下なら23%とされています。
課税対象額が1000万円のときには税率が33%で330万円を納めなければならないと誤解する人が多いのです。
これは単純累進税率方式の場合であり、超過累進税率方式のときは900万円と1000万円の間にあたる100万円分だけが税率が33%になります。
695万円を超えて900万円以下に相当する205万円分には23%の税率で所得税が課税され、それよりも低い部分にはそれぞれの金額帯に応じた税率での課税が行われるのです。
うっかり単純に考えて全体に最も高い税率をかけてしまうと過払いになってしまうので注意しなければなりません。
累進課税制度についてあやふやな理解をしているとこのようなミスをしてしまうことになるので、少なくとも超過累進税率方式であることは覚えておくと良いでしょう。