秘書を用意するのもあり

個人事業主になるエンジニアは、給与管理や会計処理などのお金のやり取りについてどのようにして行っていくかをよく考えなければなりません。
単独で全てを担っていくことも可能ですが、本業に専念できる状況を作った方がエンジニアとしての能力も高めやすく、仕事のクオリティーも向上しやすいメリットがあります。
その対策として考慮すると良いのが秘書を用意する方法です。

必要に応じて雇った人材や秘書自身の給与についての管理を任せると共に、付随して必要になる会計処理も一切を任せてしまいましょう。
出納管理については一任してしまい、自分自身は収入についても支出についても一切関知しないという形にすると本業に専念しやすくなります。
普段から気をつけなければならないのはお金を使ったら領収書を取って秘書に渡すことと、仕事の契約をするときには収入が大きくなるように交渉することという程度になるでしょう。
細かいところはほとんど理解できていなくても秘書に任せてしまえば問題ありません。
秘書を雇用すると給与を払わなければなりませんが、配偶者を秘書として採用すれば家計の上では出費が生じないようにできます。
それによって控除を受けたり経費に計上したりすることもできるので節税になるのもメリットです。
出納管理のような大変な作業を自分自身でやらなくて済むようになるだけでなく、雇い方次第では収入を増やすことにもつながるのが秘書を用意する方法の魅力でしょう。

しかしその秘書は信頼できる人であることが前提です。
お金の管理をすべて任せるということはお金を盗まれる可能性もゼロではないということになります。
秘書を用意する場合はその人が信頼に足る人物かどうかよく見極める必要があるでしょう。